S45C製搬送装置用シャフト
- 501~1,000mm
- 鉄
- 産業機械
- 大型機械加工




業界 | 産業機械 |
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材料 | S45C |
加工方法 | ガンドリル加工 |
サイズ | φ55×L830 |
使用用途 | 搬送装置 |
特徴
【事例概要】
この度ご紹介するのは、産業機械向け搬送装置に使用されるS45C製シャフトの加工事例です。外形旋盤加工後、ガンドリル加工機を用いて内径φ20の貫通穴を高精度に加工しました。
・S45Cとは?
S45Cは、機械構造用炭素鋼に分類される材料で、0.42〜0.48%の炭素を含有しています。優れた強度と靭性、そして切削加工性や熱処理性がバランス良く備わっているため、シャフト、歯車、機械部品など、幅広い産業機械部品に広く採用されています。適切な熱処理を施すことで、さらに硬度と耐摩耗性を向上させることが可能です。
・高精度な穴あけを実現するガンドリル加工
本事例における最も重要な加工工程は、長尺のS45C製シャフトへのガンドリル加工です。
旋盤加工: まず、シャフトの外形を高精度に旋削加工し、ガンドリル加工のための基準面を確保します。これにより、穴あけ加工時の芯ずれを防ぎ、高精度な加工を可能にします。
ガンドリル加工: ガンドリル加工は、深穴を高精度かつ高効率で加工するために特化した切削加工技術です。一般的なドリルでは困難な、長尺物に対する高精度な深穴加工、真直度、円筒度、面粗度が求められる場合に最適です。本事例では、φ55mm、長さ830mmのシャフトに対し、φ20mmの貫通穴を高い加工精度で実現しました。搬送装置用シャフトにおいては、内部をスムーズに作動させるために、この高精度な穴加工が不可欠です。
【当社が提供する一貫生産体制】
当社では、お客様の製品開発を強力にサポートするため、多岐にわたる金属加工に対応しております。製品設計から材料選定、最適な加工方法の提案、そして品質管理に至るまで、一貫した生産体制を構築しております。