ものづくりトピックス

浸炭焼入れについてご紹介します。

今回は、浸炭焼入れの基礎知識をお届けします。浸炭焼入れの種類や用途、事例に関して詳しくご紹介します。

浸炭焼入れをすることによって通常の焼入れでは出にくい表面硬さを得ることが出来、

耐摩耗性を向上させる効果があります。

肌焼き鋼と呼ばれる低炭素鋼に使用され表面に炭素を拡散浸透させた後に通常の

焼入れ焼き戻しを行います。表層の数ｍｍは炭素量が多い為硬くなり内部は炭素量が

少ない為柔らかい状態となります。

JIS構造用合金鋼では、C0.25％以下のものでSCM415～421、炭素鋼では、S15CK、S20CK

等がよく使用される鋼種となります。

浸炭焼き入れの種類には、固体浸炭、液体浸炭、滴下式浸炭、真空浸炭、ガス浸炭、プラズマ浸炭等があります。

・固体浸炭

・液体浸炭

・滴下式浸炭

・真空浸炭

・ガス浸炭

・プラズマ浸炭

使用用途としては下記内容があります。

・自動車等の重要保安部品

・耐摩耗性が必要なＯＡ部品

・シャフトや歯車　　　　　　　　　等々

深江特殊鋼では浸炭焼入れが必要な部品製作においても

経験豊富なスタッフが寄り添い部品製作のお手伝いをさせて頂きます。

当社は材料手配から浸炭焼入れ前加工、浸炭焼入れ、仕上げ加工、お届けまで一貫対応します。

お客様の工程・工数短縮に貢献します！