鍛造品における丸棒からの削り出し加工に煩わしさを感じておられませんか?
- 大型機械加工
アプセット鍛造ならお任せ下さい!
今回は、鍛造品における丸棒からの削り出し加工であるアプセット鍛造についてご紹介を致します。基礎知識・メリット・事例に関して詳しくご紹介いたします。
はじめに
旋盤加工において、形状加工は切っても切れない関係だと思います。
例えばピンやシャフト形状のものですと、削り出す量も多く、加工時間も要してしまい、
ネックになる事も多いのではないでしょうか?
もとより、素材径が必然的に多くなり、材料費もかさんでしまいます。
そこで、ご紹介をさせて頂きますのが、アプセット鍛造(据え込み)という鍛造方式です。
アプセット鍛造(据え込み)とは
一般に丸棒の先端または中間に熱を加え、部分成形する工法をアプセット鍛造(据え込み)といいます。
アプセット鍛造のメリット
次にアプセット鍛造のメリットに関してご説明をします。
メリットは以下の内容が挙げられます。
- ①先ほどもお伝えさせて頂きましたが、丸棒からも削り出しと比較し、材料費の低減が見込める。
- ②加工時間の短縮が図れる。
- ③軸部分はストレート形状の為、旋盤加工がしやすい。
- ④シンプルな鍛造方式の為、型費も低減出来る。
- ⑤メタルフロー(鍛流線)が連続しているため、強度が強い。
アプセット鍛造のメリット例
下記図は、当社の協力企業様における事例です。
また当社におきましても対応実績はあり、SCM材のシャフト形状のものになります。
これまでは材料と粗加工費を合わせて約48,000円だった案件が、アプセット鍛造で製作することで
約29,000円となり、約40%コストダウンを実現できた事例もございます。
事例①:シャフト部品(3)
事例②:シャフト部品(4)
型費とロットに関して
気になる型費とロットについてですが、
一般的には「型鍛造」では最低ロットが1~2tといわれています。
アプセット鍛造ではシンプルな金型構成の為、ロットが100kg~300kgであればB/Cで見ても合うケースは多い傾向にあります。
製品形状によっても、向き不向きがございますので、コストダウンを図られている案件がありましたら、お気軽にご相談下さい。
アプセット鍛造なら深江特殊鋼にお任せ!
今回ご紹介したアプセット鍛造に関しては、メタナビを運営する深江特殊鋼にお任せ下さい。
また当社は材料の手配から加工、研磨、表面処理までの部品製作の一括対応に加え、
試作品の製作・多品種小ロット生産・量産品まで幅広く対応しています。
材料選定・コストダウン・工法変換・軽量化・品質向上・納期短縮でお困り事がございましたら、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。